北見F1たまねぎ

F1なんて名前付けて、どこか速そうな気がしてくるがたまねぎのブランド名だ。

カーリングで一躍有名になった北見市で育てられたたまねぎについている。


北海道に住んでいると、たまねぎの産地が一年を通して徐々に北上してくるのがわかる。

4月ごろから見ると長崎→佐賀→淡路→北見でゴールし、また4月ごろに長崎へ戻っていく。


当たり前のことだが、道外で育てられているたまねぎは往々にして値段が高い。


作付けや気候条件から、北海道で言うところのたまねぎの旬は秋から冬にかけて。


こういうことはよくある。なんせ気候が本州のそれとまったく違うのだ。

手紙を出すときなんかによく書く時候の挨拶。これもだいたい違和感を持って書く。


今の時期では「盛夏の候」やら「酷暑の候」と言ったところだろうか。

もちろん北海道基準で見れば「盛夏の候」やら「酷暑の候」なのだが、本州視点で見ればたいしたことない。

熱帯夜なんてほとんど存在しない。


反対に北海道はゴールデンウィークに雪が降ることがある。

というか必ず降る。今年も石北峠にゴールデンウィーク明けに降った。


ゴールデンウィークのころの時候の挨拶は「新緑の候」と書くだろう。

とは言え、北海道では雪が降り下手すれば根雪が溶けきっていないところもある。

木にはまだ葉はついていなかったりする。(梅と桜が同時に咲く)


新緑どころの話ではない。まだ本州で言うところの2月ぐらいの季節だ。


そんな違和感にさいなまれる。それが北海道。

試されすぎる大地に実がなりますように

徒然なるままに、一瞬を抑えるためならどこまでも

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